自殺島ネタバレ(1巻ー15巻完結までの全て)
日本の漫画家の森恒ニ(もりこうじ1966年生まれ)が書いた作品。日本近海の孤島を舞台に政府によってこの島に強制的に送られた自殺未遂常習犯らが命の意味と向き合いながらサバイバルしていく物語。
作中には「狩猟採集」(しゅりょうさいしゅう)するリアルな姿が描かれている。作者の経験に基づき図解付きでサバイバル情報が書かれている。猟師たちと一緒に京都の山などに足を踏み入れたり、何度も南の島に行き海で突き漁をしている経験から作者はこの作品に関してはかなり自信を持っていると言っている。

そもそも自殺未遂というのは本当に自殺したかった訳じゃない。自殺するしかないという状況に追い込まれただけだ。洗脳された社会に自分も洗脳され意味のない人間になりさがったと勘違いしてしまった人間の行き着く先。。。。それが「自殺島・じさつとう」だ
自殺島1巻

〜〜〜〜〜1巻のネタバレはここから〜〜〜〜〜
自己否定が極端に低い、長髪の主人公、セイは生きる権利を剥奪された。
自殺未遂の常習指定がついている、と医者が話していた。
セイは、もう終わらせたいと答え、目がさめたら、そこは知らない土地。
しかも自分だけではなく、大勢がまわりにいて「ここはどこなんだ!」とパニックになっていた。
そこが自殺島だとわかると、飛び降り自殺をする者が。
失敗し、息があり、苦しく呻いているのをみたセイ…。
「いつ死んだっていいんだ。でも、こんな終わりかたはする必要がねぇだろ。」と、
その場を落ち着かせてくれたのはバンダナをしていて、
体格のいい、どうしても未遂者には見えないリョウ。
島に送り込まれたメンバーの中に、セラピーにいたカイがいて、
驚きを隠せないでいたセイだが、「むこうで失敗したんだよ。」とカイが言う。
とにかく暑さのせいで水が欲しいのに、
今まで当たり前に好きな物を選んで飲んでいたから、水の有りがたさを今知るセイ。
協力し、なんとか水を飲んだが、また〔明日が来る〕苦しみ、繰り返しの毎日が来ること、
狩りをして生きることから逃避する男女が、首を吊っていく。
セイは、ボウシに否定的な黒い言葉を矢継ぎ早に言い当てられ、
苦しくなり、手首をきってしまう。
生きる気力を削がれた…と。
でも、山の中にみたシカの生気にふれて、
また生きたいと前向きになり、シカのグループを調べていく。
いつしかシカに魅了されていた。
また、島の中を食べ物探しに行った際、以前送られてきた人の暴力にあうなどのシーンも。
1巻のラストは、セイが弓矢を作るシーンで終わりです。
自殺島とは、イニシャルDが連載されている雑誌に、
たまたま載っているのをみつけたのが出会いでした。
お気に入りは、やっぱりセイと、後々出てくるナオさんです。